LIXILの玄関引戸 『エルムーブ２０型 L 一本引 W１６０』です。
この『エルムーブ』は、2019年12月末に、販売終了してまして、現行品は、『エルムーブ２』です。
色は、クリエモカ。枠の色は、ナチュラルシルバー。青く見える所は、養生シートです。長年経過すると、剥がせなくなりますので、工事完了後は、すぐに、剥がしてください。
１枚目の画像が、戸が閉まった画像で、木材を立て掛けている理由は、撮影時、引戸を開くと、戸の重みで、上枠が、下がるからです。
鍵は、５本。工事キー３本。
外付タイプです。アングルが１５ｍｍほど、室内側に飛び出てます。
サイズですが、『一本引』の場合、幅は、『W160』、『W166』、『W180』の3タイプありまして、これは、『W160』サイズになります。アングル部の内寸で、W８２８ｍｍ×H２１５０ｍｍです。実際の開口は、窓枠を入れるので、その窓枠の厚み分以上、大きくなります。
この開口より外観右側に、扉１枚分のスペースが必要です。配管や、窓が邪魔にならないか確認を。
枠全体のサイズは、W１６９８ｍｍ×H２３８６ｍｍ。
戸を全開に開いた未使用品です。組立したばかりです。
組立・取付説明書は、あります。7枚目の画像は、枠の組立です。絶対に、強力なインパクトドライバーは、ダメです。ねじの頭がもぎ取れる危険性があるのと、画像で、アルミとアルミの接合部には、黒いパッキンがありまして、これが、閉めすぎると、千切れて、雨漏りの危険性があるからです。トルク調整のできる電動ドライバーで、手で閉めて、これ以上回らないぐらいがいいパワー加減です。それと、7枚目の画像で、上枠と、中央部材の接合部のところのネジ４本だけ、プラスドライバーで、手で閉めてください。電動ドライバーでも、ねじが噛んで、最悪な事態になりますので。固そうなら、潤滑油クレ556をネジに吹きつけてください。
9枚目の画像は、吊車の取付方です。左右、裏表があります。出っ張り金具（外れ止め金具）がある方を室外側で、吊車の高さ調整のネジを、外側にします。
10枚目の画像は、引戸の吊り方です。
まずは、上枠カバーを開けます。フックがあるので、ロックが掛かります。次に、吊車の外れ止め金具のネジを緩めて、一番下に、下ろし切ってください。そうでないと、吊れません。
プラスドライバーの指しているピンに、引戸本体の底を突っ込みます。このピンは、引戸を、まっすぐにスライドさせるものです。で、引戸を1cmほど、浮かせて、上枠のレールに、滑車を乗せます。
ここで、建付け調整です。戸が閉まった時に、縦枠の上か下に、隙間ができた場合は、吊車の高さ調整をしてください。次に、カギ調整です。うまく、ロックが掛かるか確認です。
次に、先ほど、下に下ろし切った外れ止め金具を、レールと外れ止め金具の隙間を１ｍｍぐらいにして、ネジを閉めます。この外れ止め金具を、上に上げておかないと、上枠カバーができませんので。
次に、引戸を全開に開くところに、もってきまして。ここの位置でないと、上枠カバーを完全に下ろすことができません。上枠カバーに隙間が空いてあり、ここの隙間が、外れ止め金具の出っ張りが当たらずに、カバーを下ろすことができるので。後は、上枠の両サイドに、白い小さいプラステック部材に、上枠カバーを押し込んで、ロックをします。