歴史的資料価値の高い大変希少なグリシン エアマンSST、復刻ではなく完全オリジナル時計店鑑定済み商品の出品です。1967年、アメリカの国家的開発支援のもとで計画が進められていたボーイング2707のパイロット(ボーイング社、ロッキード社、ダグラス社)の為にエアマンSSTは製造されました。当時アメリカはヴェトナム戦争時代。SST計画への大規模反対運動や世論の影響を受け、政府は資金支援の打ちきりを発表、2707は陽の目を見ることなく1971年に計画が打ち切られました。こうして納入される事のなくなったエアマンSSTは商用刻印を押され1974年から78年まで航空市場で販売される事となりました。エアマンSSTは67年から71年までの期間に作られたツートンダイヤルの前期と74年から78年までに作られたブラックダイヤルの後期の2種類存在しますが、言わずもがな商用目的で作られた74年以降よりも職人がゼンマイ1つから全て手作業で作った前期の方が圧倒的に実存数が少ないです。そして今回出品するこちらの商品は、1967年最初期に製造された商用刻印のないボーイング社に納入された貴重なパイロットウォッチです。さすがに60年も前のアンティーク時計になりますのでパイロットの宿命である紫外線による文字盤の焼けは否めません。ですが大切に利用されていたのでしょう。風防やステンレスにはほとんど傷もなく、ハンドと秒針の夜光も塗り直しではなくオリジナルのままちゃんと光ります。竜頭、マイナス竜頭ともに正常に稼働。しっかりとOH実施しておりますので現在日差約25秒で機能し動作も安定しております。文字盤は24時間で一周。1時～12時がグレー、13時～24時がブラックに塗り分けられ、更にインナーベゼルを回転させ2か国対応可能。オレンジのベゼルから「パンプキン」というペットネームを持つエアマンSST、熱心なファンが非常に多くSST-06、SST- 12、と現代も復刻し完売するほど人気の高いモデルです。サイズは縦50×横42リューズ含まず 厚み13(多少の誤差はご了承ください)ご確認頂ければ分かる通り国内アンティーク時計店でも高値でSOLDする商品です。この機会に。グリシングライシンミリタリーウォッチパイロットウォッチロンジンダーティダースセカンドダイバー